**水野 基樹
(順天堂大学 教授)**
この度、日本労働科学学会第6回年次大会を2025年6月28日(土)~29日(日)の2日間、順天堂大学本郷・お茶の水キャンパスにて開催させていただけることを、大会実行委員会一同、大変嬉しく思っております。会場は、御茶ノ水駅から徒歩圏内に位置し、アクセスも良好です。日本医学の中心地であるこの地で、全国より多くの皆様にご参加いただけることを心より楽しみにしております。
1日目は、「多様なキャリア形成と労働科学の未来」というコンセプトで、第一線でご活躍の専門家にご登壇いただき、変化する社会環境の中でのキャリア形成と労働科学の役割について展望していただきます。基調講演では、情報社会が進展する中での複数のキャリア形成の可能性や、柔軟な働き方が広がる現代において労働科学がいかに寄与できるかについて、オリンピアンから研究者へとキャリアシフトされたダイナミズムを室伏由佳先生(順天堂大学)からご講演していただきます。
また、本大会のテーマである「多様なキャリア形成と労働科学」を軸に、1日目の後半では大会企画シンポジウムを開催いたします。スポーツや医療の現場において複数のキャリアを両立させる事例を具体的に取り上げ、それを支える労働科学の可能性を議論する場を提供したいと考えています。招待講演では、キャリア研究の日本の第一人者である山本寛先生(青山学院大学)よりリテンションマネジメントの観点からご講演していただきます。2日目は、ワークショップ「令和で求められるキャリアレジリエンスを高めよう」とポスター発表のセッションを企画しています。午後には会員企画シンポジウムも開催いたします。
本大会の開催地である御茶ノ水は日本医学の発展に貢献してきた地であり、学問と実践が融合する場でもあります。大会の合間には、御茶ノ水周辺の歴史ある建築物や文化スポットを訪れることもおすすめです。本学会のテーマである「多様なキャリア形成」は、御茶ノ水の持つ学問的背景と相性が良く、この場所での議論が新たな知見の発見につながることを期待しております。
最後に、本大会が皆様にとって、充実したキャリア形成と労働科学の未来を考える貴重な機会となり、学術的・実務的な発展に寄与する場となれば幸いです。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
池上 徹 (大原記念労働科学研究所) 榎原 毅 (産業医科大学) 加藤 麻樹(早稲田大学) 申 紅仙(常磐大学) 瀬尾 尚聡(日立システムズフィールドサービス) 高橋 雄三(広島市立大学) 野原 理子(東京女子医大) 芳地 泰幸(順天堂大学) 松田 文子(大原記念労働科学研究所) 水野 基樹(順天堂大学) 山田 泰行(順天堂大学) 山村 昌代(大原記念労働科学研究所) 吉川 徹 (労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所)
新井 由美(共立女子大学) 稲葉健太郎(石巻専修大学) 岩浅 巧 (石巻専修大学) 沖 和砂 (会津大学) 庄司 直人(朝日大学) 富樫恵美子(千葉県立保健医療大学) 出嶋彩佳奈(順天堂大学) 根本さくら(順天堂大学) 芳地 泰幸(順天堂大学) 松岡 唯人(順天堂大学) 水野 基樹(大会実行委員長, 順天堂大学) 水野 有希(日本女子体育大学) 山田 泰行(大会事務局長, 順天堂大学)